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カタチから入るポータブルヘッドホンアンプ入門② 購入編その1。 [カタチから入るポータブルヘッドホンアンプ入門]

【カタチから入るポータブルヘッドホンアンプ入門② 購入編その1】

それでは実際、どんなPHPAを買えば良いのか?というお話です。
ただし、ここでは具体的な製品名を挙げてはいません。
○○が良いよ!と書いても、その製品がまだ手に入るとは限らないので・・・。
そこで、この【購入編】では購入候補を決めるための方法について書きたいと
思います。
xm5light.jpg
ビカー!(実際にはフラッシュします)
すげえ光るからコレ!という人も・・・いるのかな?

あ、ちょっと長くなってしまったのでDockケーブルの話は【購入編その2】でまた改めて。

1)どれを買えばいいの?
 さて、それでは実際にどうやってPHPAを選べばいいのか、という話。
 ここでは以下の項目に分けて、その選び方を考えてみます。
 ■聴いて選んでみる
 ■評判で選んでみる
 ■大きさで選んでみる
 ■メインで使うヘッドホン・イヤホンで選んでみる
 ■価格で選んでみる
 ■遊べるかどうかで選んでみる

 ■聴いて選んでみる
 最も確実なのはこれですね。終了。
 ・・・とはいっても一番難しいのもこれかも知れません。
 確かに国内のショップ店頭でも入手可能なPHPAが増えてきたとはいえ、その種類は
 全体のほんの一部です。試聴できる機種もそう多くはないでしょう。

 やっぱり一番多くの種類が聴けて、良くも悪くも様々な情報が手に入る方法は
 「実際に持っている人に聴かせてもらう
 これに尽きると思います。
 具体的にはショップ主催の各種イベント、ネットのOFF会など。

amptower.jpg
 こんな光景も、普段ならなかなかお目にかかる機会はありませんよね。

 よく「自分は1つもPHPA持ってないから参加したくてもできないし・・・」という
 方がいますが、それは大きな間違い。
 堂々と参加しましょう!
 こうした場にはしゃけのように、頼まれてもいないのに持てるだけのPHPAを持って
 不慣れな参加者を余計な道に引きずり込もうとする人たちがいるので安心です。
 興味はあるけど触る機会がない、という方こそこうした場は活用すべきです。
 さすがに他人様の持ち物を手荒に扱ったり、訳のわからない行動を起こすような
 人の参加はご遠慮願いたいところですが、ごく普通の常識を備えている方であれば
 こういった同好の士の集まりでは大歓迎されると思います。というかします。
 言葉は良くないですが、利用できるものは利用した方がいいですよ。

 ■評判で選んでみる
 「イベントとかOFFとか、東京でしかやらないだろ。こっちはシベリア在住なのに」
 「そうは言うけどしゃけよ、俺はこの無人島から脱出できない限り参加は無理だ」
 こんな境遇の方もいるかも知れません。いやいないか。近い人ならいるかも。
 そういう時にはネット上の評判を元にして、思い切って買ってみるのもアリです。

 ネットの評判で買う、というと「聴きもしないで買うなんて」と非難されることが
 ありますが、少なくともPHPAに関してはそれも仕方ないんじゃない?と思います。
 一般流通しているオーディオ機器と違って、聴ける場所も機会も限られてるし
 そもそも9割近くが海外製品であるPHPAで「新製品出るよ!予約受付中!」と
 言われたらどうすることもできません。こうなると一種の賭けですね。
 評判の中にはPHPAの出来だけでなく、ディーラー(メーカー)の評判も含まれます。
 例えば「○○はすぐメールの返事をくれる」とか「△△は問い合わせに応えない」
 などといったものです。
 店頭で買う場合にはあまり関係のない話ですが、海外から個人輸入する場合には、
 ちょっと気にしておいた方がいいでしょう。
 ただし、海外とのやり取りには「時差」というものが影響しますのでお忘れなく。

 それから、納期というやつも重要です。
 折角興味を持って「よし買うぞ、楽しみだなあ」と思っても注文してから何ヶ月も
 待たされるようでは面白くありません。
 海外のディーラーでは「注文・入金して2年近く経つけどまだ来ない」なんてものや
 酷い例では製作者が逃げた、なんてのも実際にあります。
 これも評判としては必ず入ってくる要素なので、自分が我慢できるだけの納期内に
 送ってくれるようなディーラーを選びましょう。

 ■大きさで選んでみる
 PHPAを入手して一番悲しいのは、
 「確かにいいんだけど重くなるしかさばるし、やっぱiPodだけ持ち歩く方が楽だ」
 という身も蓋もない結論です。
 PHPAではMini3やXM5などでもおなじみ、ハモンドケースと呼ばれる金属ケースが
 よく使われますが、このケースで大きさはタバコ大、完成品重量は200g程度。
 これをプレイヤーと一緒に持ち歩く訳です。
 普段使っているカバンや服に、それだけの空きスペースがあるかどうかは確認して
 おいた方が良いでしょう。
 そんなもの持って歩けるか!という方はE5など、サイズの小さいPHPAをどうぞ。
e5_and_sfl.jpg
 ウチで実現可能な最小の組み合わせ。ラインアウトじゃないけど。

 ただし、サイズの小さなPHPAは多くの場合「For IEM」と注釈があったりします。
 IEMというのは"In Ear Monitor"の略で、要するに「イヤホン用」ということです。
 こうしたPHPAは比較的音量の取りやすいイヤホン用に設計されていて、ヘッドホンで
 これらを使った場合には音量不足を感じることがあります。この点はご注意を。

 ■メインで使うヘッドホン・イヤホンで選んでみる
 上で触れた通り、PHPAの中にはイヤホン専用機というものが存在します。
 それとは逆に、最小ボリュームでも音が大きすぎてイヤホンでは実質使えない、
 なんていうPHPAも存在します。
 これはPHPAのゲイン(出力レベル)設定が高く設計されているために起こります。
 自分のよく使うヘッドホン・イヤホンにそのPHPAは適しているか?というのも
 PHPA選びの基準に入れておくと、後でガッカリすることは少ないでしょう。
 「イヤホンもヘッドホンも、いろいろとっかえひっかえ使いたい!」という方には、
 ゲイン(出力レベル)切り替え機能つきのPHPAをお勧めしておきます。
 HIGH-LOWやHIGH-MID-LOWといった切り替えスイッチで、その時つないでいるものに
 合わせたゲイン調整が可能です。

 ■価格で選んでみる
 「PHPA買うの初めてだし、最初はなるべく安いやつで」という方も多いと思います。
 気持ちはよくわかります。しゃけも最初はそうでした。
 ただ、今の自分としては初PHPAでも、25000円~30000円前後のPHPAをお勧めします。
 もちろんそれより安いPHPAの中にもいいものはありますし、高くなればなるだけ
 レベルは上がりますが、個人的にこの価格帯のPHPAがつくり・音質ともに価格との
 バランスがよくとれていると思うのです。
 安い製品はやはり耐久性や部品の精度、音質などどこかしらに難があったりします。
 高い製品は、なにより高いのが一番困る(w今回は「お気楽」がテーマです。
 必ずこの価格帯じゃなきゃダメ!という訳ではありませんが、一応これくらいの
 予算でもってPHPAを選ぼうとすると、結構選択肢が多いですよ。

 ■遊べるかどうかで選んでみる
 PHPAの中には「オペアンプ交換」または「ローリング」と呼ばれる行為が可能という
 製品が存在します。
 オペアンプというのは前回述べたPHPAの仕事である”信号の増幅”を行うパーツの
 ことで、これを交換することにより音の変化を楽しもう、というものです。
 iBasso社の製品やimAmpなどが「オペアンプ交換」対応機種として有名ですね。
 オペアンプ自体は数百円~数千円と多種多様ですが、秋葉原のパーツ屋などで
 簡単に入手できます。
 交換もハンダゴテなどを使わず、基本的に手で抜き差しするだけなので簡単。
 1つのPHPAでいろんな音を手軽に楽しめる点がこの手のPHPAの特徴です。
 中には、更に進んでPHPA本体にも改良の手をいれてしまうユーザーもいます。
 電子工作の知識がある方であれば、こうしたPHPAはかなり遊べると思います。
opamp_roll.jpg
 オペアンプ交換可能なPHPAの一例(Practical Devices『XM5』)。

 ただ、ね。
 あくまで個人的な感想なんですが・・・飽きるんですよ、コレ。
 いろいろ交換しているうちに、結局自分の好きな音のオペアンプに落ち着いて終了。
 ネットで人気の高価なオペアンプが、自分の好みに合っているとも限りません。
 ある程度遊べるのは確かですが、そればかりに固執してしまうのもあまり・・・。

 とまあ、購入に際してもこれだけポイントがあるわけです。
 「なんだかすげえ面倒そうだな」と思った方、ちょっと待った。
 確かにスパッと簡単に決めることのできない選択方法ばかりですが、こんなことを
 あれこれと考えながら「さあて、どれにしようかな」と選んでる時間というのが
 実は一番楽しいものなのです。

 まあ、それも人それぞれだと思うので
 「そんなのいいから何買えばいいのかを教えてくれ」
 という方のために、ざっくり簡単なお勧め購入法を。

 評判が良くて、よく名前を聞くPHPAを買っちゃいましょう!

 評判の良い製品は、やっぱりそれなりの品質・性能を持っているものです。
 そうした製品では、いわゆる「地雷を踏む」ような失敗をすることもないでしょう。
 気分的にも
 「自分の買ったPHPA、名前も聞かないしレビューも見ないな。これってどうなんだろ」
 「自分の買ったPHPA、評判いいしレビューも多いな。この人はこんな感想なのか」
 というのでは大きく違います。
 触ってみてなにか気になることがあっても、ユーザーが多ければそれが普通なのか、
 それとも不具合なのか他のユーザーに訊くこともできて安心です。
 万が一、手に入れたPHPAが好みに合わなくても大丈夫。
 評判が良い製品なら、オークションに出した時にも購入価格からほとんど目減りせず
 (場合によってはそれ以上の価格で)売ることができます。
 これがマイナーな機種だとそうはいきません。

こんなところで、今回のまとめ。
・イベントやOFF会など、実際に聴ける機会があればそれを利用してしまおう
・自分の一番優先したい条件でPHPAを探してみよう。選んでる時が一番楽しいかも
・面倒だったら評判良くてよく名前を聞くPHPAをどうぞ!万一のリスクも少ないよ


はい、【購入編その1】は以上です。お疲れ様でした。
次回、購入方法とDockケーブルについてまとめた【購入編その2】でお会いしましょう。
タグ:PHPA入門
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コメント 6

黄昏

実際に聴けるのが据え置き以上に難しいのがPHPAですね。
誰か身近でoff会開いてくれれば別なんですが。
是非参加したいですよ、しゃけさん。Chrisさんもいらっしゃられたら壮観な感じがします。

性能も大事ですが価格が先ずはよくても2万~3万くらいを希望したいです。
iQubeは確かに良かったのですがいきなり高過ぎでした。
大きさ重さでは昨日試聴したばかりのALOのミニ3辺りぐらいならいいかなかと。このぐらいの大きさが一般的なのですか?
どうせならイヤホン専用ではなくヘッドホンも使えるのがいいですね。
ポータブルなら所有しているHD25やATH-ESW10を使いたいので。
このヘッドホンが相性良さそうなものがあれば要チェックなんですが。

後は使い勝手の面で電源や駆動時間が気になりますね。
なるべくなら駆動時間が長い方がいいです。
中には数十時間持つのもあるみたいなので、かなり長持ちするなら電池取替えでもいいですね。

折角なので色々訊いてしまいましたがこんな条件に合うような機種はないですか?
後は評判頼りになってしまいますね。
by 黄昏 (2009-07-05 17:29) 

しゃけ

>>黄昏さん
Chrisさんはともかくとして、自分ならアキバや中野は定期的にほっつき
歩いているのでタイミングさえ合えば捕まえられますよ(w
「○日にアキバ行くからPHPA持ってこい」とか某氏にはよくやります(w

条件に合う機種はここで挙げてしまうとエントリの趣旨に反しますが(^^;)
黄昏さんの聴かれるジャンルで考えると、MOVEシリーズなどMeierの
PHPAが合うんじゃないかなと思います。
あとは低域が極端ですがMinibox-E+なんかも。
by しゃけ (2009-07-06 01:51) 

benoit

購入編も、お疲れ様です。
おっしゃる通り、ガレージメーカーの製品は、納期も大事ですよね。
ないとは思いますが、初心者の方がDr.Xinのアンプなんか頼んでしまったら、届く頃には(届けばの話ですが)、すっかり上級者になっているかもしれませんしww

>不慣れな参加者を余計な道に引きずり込もうとする人たちがいるので安心です。

僕の周りにも、こういった方達が多くて、幸せですorz
by benoit (2009-07-06 17:20) 

しゃけ

>>benoitさん
ああ折角名前は伏せておいたのに(w
オーダーした、という話は山ほど聞きますが、届いたという話はまったく
聞かないという状態が年単位で続いているのが凄いですね。
バックオーダー何台抱えてるんだろう・・・。

benoitさんの場合、最近は周りの誰かが言う前から獣道をざくざくと
進まれているような気がします(w
by しゃけ (2009-07-06 18:46) 

たけ

自分はXinリファレンスを頼んでから2年弱でまだ届いていません。
SマクロⅣの方は4ヶ月待ちで入手したのですが、待ち時間がこわくてVerUpが出来ません。
最初に個人輸入でしたら、安心感のRSAか、ローリング+値段のIbasso辺りがお薦めではないかと思います。(Picoは待ち時間がそれなりなので初めての方には辛そう。)
と最初にホーネットとSマクロⅣを買った自分が言ってみる。
by たけ (2009-07-07 16:21) 

しゃけ

>>たけさん
ああ、ここにも実際に待ちぼうけを余儀なくされている人が・・・。
4ヶ月待ちというのもとんでもない話ですが、今やそれさえも素早く
感じるほどにXin博士の動向が読めませんね。

iBassoは自分自身、手を出してない理由のひとつとしてあるのが
トータルの品質に「?」と思わされる点が多い、というところです。
確かにお手頃でローリングもできてと、その点はいいんですが・・・。
Picoは最近すぐShipしてくれるとか。ソバ屋の出前並みらしいですけど(w
by しゃけ (2009-07-08 01:31) 

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