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国産カスタムイヤホンといえば。【FitEar Private 333】 [ヘッドホン]

国内カスタムイヤホンメーカーを代表する須山歯研・FitEarにて
FitEar Private 333』の作成をお願いしました。
いろいろあって到着から5ヶ月ほど経ってしまいましたが、改めてその間
使ってみての感想などを。

まず、今回のイヤホンは自分の耳型を採ってその形状で作られる
「カスタムイヤホン(FitEarではカスタムイヤーモニターと呼ぶ)」
なので、耳型を採るところから始まります。
簡単な問診を受け、耳の内部に異常がないことを確認したらシリコン
中に流し込み、待つこと数分。
(ちなみにしゃけはこのシリコン流し込み、寝っ転がってやるのかと
思っていましたがそんなことはありませんでしたw)
シリコンが固まるまでの間、シェル(普通のイヤホンでいう本体部分)に
入れる文字とシェルのカラーを選びます。あとは完成まで待つだけ。
今回の場合は耳型採取から2週間程度で到着しましたが、この辺は
オーダー数や諸事情(特に最近は停電など)で若干変わるかも。
で、到着したものがこちら。
fitear01.jpg
光が当たった時に綺麗かな、とシェルカラーを青にしてみました。
その予想は的中し、うっすら透けて見える内部構造も含めてなかなかの
仕上がりなんですが、装着してしまうと見えないのを忘れてた…。
文字入れはそのまんま”Syake”です。自分の耳型を使っている、という
形状的な部分もそうですが、この文字入れによっても
「世界でひとつの、自分だけのイヤホン」
であるという感じがしてきます。
シェルにはその他、FitEarロゴとシリアルナンバーが。

まず、なんといっても驚かされるのがその装着感の素晴らしさ。
そりゃ耳型採ってるんだからぴったり合って当然だろう、と思われるかも
知れませんが、これは実際に体験してみると驚きのレベル。
いわゆる通常のカナル型イヤホン(ユニバーサルタイプなんて言いますね)は
シリコンやフォームなどの柔らかい素材をイヤチップに使うことでなるべく
快適な装着感になるように作られていますが、やっぱりどうしても耳に合わない、
異物感がするなどの問題は出てきます。
ところが、FitEar333は硬いアクリル樹脂なのに、それがない。
その上、耳の型にぴったり合うのでちょっとやそっとじゃ外れないし、
ずれることもない。装着位置を何度も調整する必要もない。
実はこの「装着位置がずれない」という点、カナル型イヤホンではかなり重要。
同じイヤホンでも「あれ、なんか今日は音が良くないな」と思う時があって、
いろいろ試してみたら装着位置が悪かった…ということが結構あります。
それがカスタムなら基本的に装着位置は一定。なので位置ずれの心配もなし。
反面、装着に関しては体調の良し悪しがシビアに影響するようです。
ちょっと体調が悪いなあ…という時にFitEar333をつけると、もう痛くてダメ。
内耳が腫れていたりするからなんでしょうか、普段なら感じない違和感が。
まあ体調不良で音楽なんか聴くな、という話なんですが、そういう点でも
日頃の体調管理って重要だなあと改めて思わされたり。
あと、地味なところでは「冬場のカスタムイヤホンは非常に冷たい」という
ことに、持ってみて初めて気がつきました。
装着してしまえばそのうち体温に馴染むんですが、最初の頃がまあ冷たい。
外に出るとまた冷えて冷たい。最近は暖かくなってきたのでいいんですが。

音の方も、到着直後に受けた印象からほとんど変わりません。
FitEar333の仕様はその名の通り、3Way・3Unit・3Driverということで
そのうちドライバ構成はLow及びMidが1、Highが2ドライバとなっています。
このドライバ数から想像できる感じの音に近いかと。つまり、若干高域寄り。
低域はそれほど強烈というわけではありませんが、恐ろしいくらいに密閉性が
高いので、質感としては充分に鳴らせていると感じます。
特筆すべきはイヤホンとしての鳴らしやすさ。
もちろんアンプを使うと力感や広がりが増すんですが、iPhoneなどのプレイヤーに
直刺ししても充分に鳴ってくれるのです。
「あ、外で使うならなんかもうこれでもいいや」と思うくらい。
音量的にもiPhoneの50%くらいのボリュームで充分。
FitEar333のシェル自体がわりとコンパクトでケーブルも取り回ししやすい、と
いうこともあり、身軽に外出したい場合などはこれとiPhoneのみ、なんて場合が
最近は多いですね。
この2つ持ってスタバで周りの騒音も気にせずお茶、という具合。
逆に言うと、アンプを導入するメリットがあまり感じられないのでセットで使う
機会が減ってしまうのもまた事実。
FitEar333使うならアンプはいいや、アンプ使いたいからFitEar333はいいや、と
いう感じになることがたまにあります。

そんな中、個人的に一番使用頻度の高いPHPAであるSTEPDANCEと組み合わせると
若干高域の強さが気になってきました。
それともう一つ、ケーブルのコシの強さも。
FitEar333付属のケーブルは絡みにくく取り回しも良いんですが、ちょっとだけ
コシが強いのでいわゆる「Shure掛け」でフィットしづらいという面があるのです。
(付属ケーブルにはUEやShureのケーブルのようなワイヤーは入っていない)
そこをなんとかしたいなあ、と思いついたのが同じくFitEarのPrivate Cシリーズ。
Private Cで使われているケーブルは333のものと違い、ビニール皮膜の撚り線を
使っていて、若干太くなっています。
須山歯研の中の人に「このケーブル使えますか?」と訊いたところ、
「使えるが各シリーズ、ケーブル込みで音決めしているのであまりお勧めは…」
ということでした。
もし使ったらどう音が変わるのか?と訊くと
「若干上(高域)と下(低域)の特性が下がります」
とのこと。
あれ、その変化ってもしかして今の自分の希望に合ってね?
というワケで、須山歯研にお願いしてPrivate C用ケーブルを分けてもらいました。
(FitEarユーザーであればケーブルは別途購入可能です)
fitear02.jpg
これがPrivate C用ケーブルに換装したFitEar333の様子。
写真が悪く、ケーブルが黄色っぽくなって見えますが実際はクリアーです。
この状態で聴いてみると予想通り、高域・低域が下がって中域が持ち上がる感じで
今まで以上に聴きやすくなりました。
当然ながらこれはSTEPDANCEに合わせたチューンということになるので、今後は
もしかするとまた別の方向に振りたくなるかも知れませんが、こうやって手軽に
ケーブル交換だけで音の変化をつけられるのは有り難い話です。

ポータブル環境で良い音を、と考えるとどうしても(特に我々のような人種は)
さあポータブルアンプを使おうよ、と話を持っていきがちですが、手段としては
やっぱり他の方法もあると思うのです。アンプってやっぱり邪魔だしね。
そこでFitEar333のように、プレイヤー単体でも充分に鳴らせ、しかも外の騒音も
気にならなくしてくれる製品がその「他の方法」を示してくれる。
確かに価格的にはかなり敷居が高いけど、所有する満足やその音質については
他のイヤホンでは体験できないものを提供してくれます。
困るのは、この製品レベルでまた別の音が欲しいなあ、と思わされることくらいでw

とか言ってたら、今度のヘッドホン祭で新機種『MH334』がデビューだそうで。
うーん、とりあえず試聴機を聴いてからまた考えます、ハイ。
コメント(4)  トラックバック(0) 

コメント 4

kaz

FitEar333って鳴らしやすいんですね。
どうしてもドライバーが多く入っている機種は鳴らしにくい物だと思ってました。
これでしたら、荷物が少なくて外出も楽ですね。
by kaz (2011-04-28 03:25) 

しゃけ

>>kazさん
ユニバーサルタイプのマルチドライバイヤホンではその傾向が
強かったので、自分も実際試してみるまでは「鳴らしにくいのでは」と
思ってましたねえ…。

これからの季節、ヘッドホンよりイヤホンの稼働率が高くなりますし
iPhoneとは気軽に使える良い組み合わせです。
値段的には気軽じゃないけど(^^;)
by しゃけ (2011-04-29 00:25) 

スピードの素

自分もKAZさんと同じ感想でカスタムってポタアン前提かと思っていたので
DAP直でなるのはいいですねぇ。
ユニバーサルをしばらく我慢するか・・・
by スピードの素 (2011-05-14 12:27) 

しゃけ

>>スピードの素さん
正直、自分も「せっかくのカスタムなのに直刺しなんて…」と
思っていたんですよね。
でもやってみるとこれがまた良い組み合わせ。
祭でもFitEarブースはあえて直刺し環境を試聴用に置いたとか。

ユニバーサル、いくつ我慢しないといけないか…は考えない方が
良さそうですね(^^;)
by しゃけ (2011-05-15 00:47) 

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